別称としては人格障害、性格障害、Personality Disorderなどがある。ただし、治療の際には人格や性格を治療するという(性格が悪いともとれる)表現は不適切ではないかとの声もある。
パーソナリティ障害にはいくつかの類型があり、それぞれ特徴がある。
ICD-10では以下のように分類されている。
1.妄想性人格障害
2.分裂病質性人格障害(統合失調質人格障害)
3.非社会性人格障害
4.情緒不安定性人格障害
5.演技性人格障害
6.強迫性人格障害
7.不安性人格障害(不安回避性人格障害)
8.依存性人格障害
9.その他の特定の人格障害
私は胃の痛みを持っている
DSM-IV-TRでは以下のように分類されている。
クラスターA
(風変わり、自閉的、妄想を持ちやすいなどとされる。)
・妄想性人格障害
・統合失調質人格障害
・統合失調型人格障害
クラスターB
(感情の混乱が激しく演技的で情緒的。他人を巻き込むことが多い。)
・反社会性人格障害
・境界性人格障害
・演技性人格障害
・自己愛性人格障害
クラスターC
(不安や恐怖心が強い。周りの評価を気にする。)
・回避性人格障害
・依存性人格障害
・強迫性人格障害
大まかにDSMのクラスターごとに説明する。
レモングラス&体重減少
クラスターAに属するものは、統合失調症の症状と若干似た傾向を持つが、統合失調症とは異なるものである。
妄想性は他人の言動が悪意のあるものととらえ、不信と疑いをもつとされる。
統合失調質は内向的で引きこもりがち、感情を表に出すことが少なくよそよそしい振る舞いをするとされる。
統合失調型は魔術や迷信のような思い込みを持ち、奇妙な考えや行動をとるとされる。
左下の肋骨下の痛み
クラスターBに属するものは感情の起伏が激しい傾向を持つ。
反社会性は文字通り反社会的な言動が多く、個人の満足のために他人を利用したり、相手の心理を読んで操作することに長け、そうしたことをすることに罪悪感を感じることが少ないとされる。
境界性は感情の起伏が激しく、衝動的に行動することが多いとされる。暴力行為や迷惑行為を繰り返したり、自殺を企てるなどの行動を繰り返すとされる。
演技性は周囲の関心を集めようとし、自分が物事の中心でありたいと思い、そのために外見を気にしたり芝居がかった態度を取ろうとするとされる。
自己愛性は自分が特別な存在で、他者より秀でていると思っているとされ、そのことが原因で対人関係の障害が起こりやすいとされる。他者から非難されることを嫌う傾向があるとされる。
クラスターCは不安や恐怖におびえることが多いとされる。
回避性は他人からの拒絶や失敗することを恐れて対人関係を築いたり新しいことを始めることを避けることが多いとされる。
依存性は誰かに世話をされたいという過剰な欲求があり、非常に従順な性格をしているとされる。誰かがそばにいないと不安に駆られ、抑うつ状態に陥ることがあるとされる。
強迫性は完全主義で秩序やルールに厳しく、柔軟性に欠け、適応性がないとされる。
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