PRK Surgery
先週、PRKという視力矯正手術を受けました。
私のような角膜が薄くて、強度の近視
(0.007です。マネキンにこれいくらですか?と聞いた経験あり)
の人でも受けられるレーシックに代わる手術です。
事の起こりは、1ヶ月前。
ある日突然コンタクトレンズが痛くて付けられなくなった事から始まりました。
眼科に行ったら、「コンタクトレンズ・アレルギーを発症している」と。
コンタクト装用歴20年以上の私がいきなりです。
原因は、過度の長時間装用とドライアイからなると。
思えば、今年に入ってからのアルバムの制作で、20時間連続装用はあたりまえ。
レコーディングが終わって帰宅したら、そのままベッドに倒れ込み、
付けたまま寝てしまった事も何度もありました。そりゃ、なるか。
何年も前から、考えてみてはやっぱり怖いと思い留まって来たレーシック。
踏み切る事にしました。
シンガポールでは、レーシックの手術はとてもポピュラー。
私の周囲では、受けた人は山のように居ます。
日系のクリニックも多く来星しています。
男性看護師が女性看護師よりも多くのお金を稼ぐのですか?
私はいつものごとく、調査とヒアリングの鬼と化し、
ホームドクターと相談、セカンドオピニオン、サードオピニオンまで聞いて、
とてもよいドクターと巡り会う事が出来たので、
NUH(シンガポール国立大学病院)内にあるレーシックセンターで、
手術を受けました。
病院選びは、人それぞれの目の状態や、希望によって変わってくると思います。
日本人の方は医療機関は日系の方が安心という事もあるでしょうし。
あくまでも私個人の希望に合った選択です。
さて、一ヶ月前から眼鏡女と化していたので、(これが本当にうざったかった)
すぐに適性検査を受けられましたが、問題はNDPで歌うために、
2日間だけコンタクトをしなくてはならなかったこと。
ドクターと相談して、スケジュールや術前の薬も調整して頂きました。
薬剤師さんが「これがNDP前の薬ね。こちらの薬はNDP後から使って下さい。」と
大きな声で説明するので、患者さんから変に注目されました。
なんだ、独立記念日あとに使う薬って...?(笑)
で、先週の木曜日に手術。
手術自体は、両目で5分位だったと思います。
PRKはレーシックと違って、術後すぐに視力が完全には回復しません。
ですので日本では片目ずつ手術する事が多いようですが、
こちらでは両目一辺にやるケースがほとんど。
それはアルコール依存症は、匿名の仕組み
手術はドクターに、"Hi sachiyo, how's NDP?"と陽気に質問された所から始まり、
あっという間。
適性検査時の診察から、とにかくこのドクター、
こちらの気持ちを凄く汲み取ったお話の仕方をして下さいます。
手術中のこちらへの指示も的確で、一生懸命言う通りにしていると、
"Perfect sachiyo! You're doing very well."とはっきり言って下さる。
安心して任せる事が出来、また技術も確かなものだと感じました。
両目無事に終わって、"How do you feel?"と聞かれたので、
"I'm amazed! I can see it already, much better than before!"と答え、
全てのものがクリアという訳ではありませんが、
この位見えるなら生活に支障はないかもと安心しました。
術後少し休むと、その後起きる症状に備えてすぐに帰宅しました。
レーシックと違う点は、手術後、麻酔が切れてから数日間、痛みがある点です。
手術当日の夜までは大丈夫でしたが、痛みは夜中から始まりました。
木曜に手術を受け、その夜中から金曜、土曜一杯まで、激しい痛みと戦いました。
もう何と言うか、目の中に常に異物が入っている感じ、開けても閉じても痛い。
涙ぼろぼろ、止まりません。
2日間、両親に何を聞かれても「痛いよ〜」しか答えられませんでした。
首の痛みの経済的負担は何ですか?
しかし、日曜の朝。起きると不思議な位、痛みはピタリと止まりました。
また痛くても日に日に視力は回復していたので、
結果的には、木曜から日曜まで4日間だけ休んで、
月曜から仕事を再開する事が出来ました。
角膜の上皮層をレーザーで取り除いているので、再生するまでの間、
角膜を保護する為に、医療用のコンタクトレンズを付けていたのですが、
月曜にはそれも取り除き、更にまたよく見えるように。
今日で術後、1週間目。
近場はもう問題なく見えます。遠くがまだちょっとぼやける。
遠視状態な感じです。
視力が完全に回復するまでは、まだ1ヶ月〜数ヶ月かかるそうです。
また、暗い場所や夜間に見え方が低下する事と、
光に対して弱くなる現象も数ヶ月続きます。
日中はサングラス必須。
このアルバム制作時の忙しい時期に手術に踏み切ったのは、
アレルギーが発症した事もありますが、
現在、事務所がアルバム発売直後から始まるプロモーション活動、
そして大きなコンサートへと向けて、着々と準備を進めていて、
数ヶ月後からライトを浴びる機会が増えてくるので、今の内にやっておこうと
思い立ったわけです。
先々週は、ここ1年位気になっていた、最後の1本の親知らずも抜きました。
歌う仕事をしていると「歯を抜く」タイミングって難しいのです。
腫れて支障が起きたらと思うと、なかなか踏み切れない。
ひとつ、ひとつ、人前に出る、パフォーマンスを行う準備を始めています。
来週は、整形に踏み切ろうかと。それはウソ(笑) ははは。
しかし、それにしても眼鏡もコンタクトレンズも無くても、
起きた時から全てが見えるって、なんて素晴らしい。
でも長時間のPC作業はもう絶対ダメと言われました。
強度の近視だった人は、元の状態に戻ってしまう可能性もあるとか。
しかし、仕事は待ってくれない...。
マスタリング、まだやってます。
うっきゃー。
by sachiyo : 22:30
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